社長メッセージ

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株式会社 低温
代表取締役 川村信幸

社員が安心して働ける環境をつくり、
日本の食文化へ貢献すること
それが私の使命です。

近年、冷凍食品は需要が加速度的に伸びており、スーパーやコンビニエンスストアも冷凍食品の棚面積を増やすなど、市場全体が好調です。2020年からのコロナ禍で外出自粛やテレワークが普及し、家庭で手軽においしいものを食べたいという欲求に加え、冷凍技術の発達により質の高い冷凍食品が食べられるようになったことも背景にあります。本当に最近の冷凍食品は驚くほどおいしいんですよ。

当社は、低温商品を徹底した品質と温度管理により、「安全・安心・正確」に輸送することで人々の食生活の安定供給をお手伝いする低温専門の物流会社です。物流は、多くの企業にとって経営の根幹を左右する重要な課題。当社は、多品種、小ロットなど手間のかかる輸送、保管業務の効率化の面で各企業の課題を解決し、物流改革を進めています。

従来の物流会社のイメージには「キャリアプランを描けるの?」「収入が不安定ではないの?」など不安な点もあったかもしれませんが、当社では創業以来20年間、自社を物流業という枠組みで捉えず、サービス業として捉え、社員教育を徹底し、労働環境の整備を行なってきました。今では教育・サポート体制が充実した会社として知ってもらえるようにるようになってきています。加えて、物流会社は離職率の高い業種とも言われますが、当社では新人さんに長く働いてもらえるように新人研修制度を行っています。新人の方が入社して、最初にぶつかる壁は不安です。新しい仕事を一から覚えていく不安、どんな人が働いているのかという不安、どんな会社なのかの不安。当社はその不安を取り除くチェックシートを作成することで新人の方が働きやすい環境を作っています。結果として、以前まで70%を超えていた離職率が現在は10%以下になりました。

環境整備にも力を入れており、「形を揃える」ことを大切にしています。整理整頓、定位置管理、巡回点検など、物の整理、整頓をすることで、仕事の整理、整頓がし易くなり、生産性や作業品質が向上しています。

当社が大卒社員に期待しているのは、当社をリードしていく存在になっていただくことです。そのために、優れた会社の見学を行う社外ベンチマーキング、事業方針や経営計画を詳細に理解するための早朝勉強会、管理職をめざす人のための幹部実践塾など、さまざまな機会を用意して人の教育を行っています。

私は常々、失敗を評価しています。人は失敗の中からしか学べないからです。失敗はやる気に正比例します。失敗は避けるべきではなく、また逃げるものでもありません。そこから何かを学ぶのです。今求められるものは、失敗した体験や経験から出てくる知恵なのです。
従業員の皆さんに「この会社に入ってよかった」と言ってもらえる会社でありたいと思っています。人生の大半の時間を過ごす企業生活の場を悔いのない、充実したものにしてもらいたい。そして、食文化を通じて社会に貢献し、社会から必要とされる企業となり、お客様と従業員の幸せを追求する、それが私の使命です。

株式会社低温 代表取締役 川村信幸